兵庫県警記者クラブでNHKが前代未聞の除名処分を受けました。
除名処分とはいいかえると追放処分の事です。
兵庫県警記者クラブは「幹事社業務を怠り、遺族と報道機関との信頼を損ねた」ことが追放の理由だと発表しています。
ご遺族を裏切る行動した当事者とされるNHKのB記者とは誰なのでしょうか?
調査しました。
NHKが兵庫県警記者クラブを追放された経緯
兵庫県警記者クラブが除名を決めたきっかけは知床遊覧船の事故をまぐる報道についてです。
知床遊覧船の事故は報道が加熱していることについて遺族からクレームが入っていました。
そこで、札幌の報道各局では代表取材をするなど各社で協力すると決めていました。
4月28日、札幌の報道各社で構成される「十日会」は、メディアスクラムを避けるため話し合いを持った。そこで「被害者家族や関係者の心情にかんがみ、例えば、代表者が取材を申し入れたり、各社の質問をとりまとめて代表取材したりするなど、各社で協力して、節度ある取材を進める」と申し合わせていた。
同じような話し合いと取り決めが兵庫県警記者クラブでも行われました。
代表取材を行う幹事者社がNHKでした。
5月2日、兵庫県内に住む遺族のひとりAさんに、幹事社のNHKを含む3社が代表取材をおこないました。
しかしその直後に、NHK札幌支局のB記者が遺族Aさんに個別取材を行っています。
まず、この行動も批判の対象となりそうです。
さらにAさんは提供した情報や資料について記者Bに
「これは全社で共有してください」と伝えます。
しかし、この約束は守られず5月5日にNHKが独自ネタとして報道したのです。
さらに、このことを追求してもNHK側はふてぶてしい態度をとり、説明もろくにしなかったとのことです。
加盟社から怒られて当然の結果ですね。
【兵庫県警記者クラブ追放】NHKB記者は誰?
NHKのB記者の実名、顔画像は情報が出ていませんでした。
デイリー新潮によるとNHKのB記者は札幌支局に所属する記者だということです。
記者Bは兵庫県警記者クラブ加盟社の代表取材のあとに、個別でご遺族のひとりに取材をしています。
さらにご遺族から「全社で共有するように」と言われた資料と取材内容を他社に共有せず、独自ネタとして報道しました。
記者クラブ追放の原因はNHKの組織ぐるみの行動?
NHK札幌支局のB記者が遺族の意向を無視して独自ネタとして報道したのは、記者Bの独断でしょうか?
1人の独断ではない可能性があります。
兵庫県警記者クラブの加盟社がNHK側に説明を求めた際に、キャップ同士の話し合いや支局長クラスの話し合いが持たれたとされています。
それでもNHK側が納得のいく説明をしませんでした。
支局長クラスの人は事態を把握していて、そのうえで遺族の意向である「全社で情報を共有する」ことをしないと判断したのではないかと考えられますね。
他の同盟社が遺族の心情を考えて代表取材を決めたのに、NHKが台無しにしたことになります。
代表取材を取り決めたのは兵庫県警記者クラブで、札幌支局のB記者は代表取材とする取り決めを知らなかったのでは?という指摘もありようです。
しかし、札幌の報道各社でもメディアスクラムはやめて代表取材にしようという話し合いがされていました。
これの訂正だけど、札幌の方でもメディアスクラムをやめてできるだけ代表取材をしようという話し合いをもたれていたとの事。札幌のB記者なのか上司の判断なのか分からないけど、たしかに抜け駆け的な行為ではあったのかも。しかも遺族の「共有してください」という要望は聞かなかった…と…
— 魔法少女マジカルレバー(肝臓) (@magical_liver) May 30, 2022
なので、B記者が代表取材を知らなかったという言い訳は通用しないことになりますね。
NHKが兵庫県警記者クラブから除名!記者Bは誰?まとめ
NHKが記者クラブから追放処分を下されるという前代未聞の事態となりました。
ことの発端となった札幌支局のB記者は実名や顔画像は特定されていません。
NHKは公営放送なので、国民に恥じない行動をするように自局の記者にもしっかり指導してもらいたいものです。
そして、まずきちんと説明をしてもらいたいですね。
コメント