ドーピング疑惑にさらされているフィギュアスケート女子選手のロシアのカミラ・ワリエワ選手。
個人種目への出場は許されたものの、結果はフリーでミスを連発しまさかの4位とメダルを獲得できませんでした。
15歳のワリエワ選手には世界の批判と疑惑の目が、精神的なダメージとなっているように感じます。
ドーピング疑惑が出るまでは金メダルを確実視されていただけに多く「かわいそう」と残念がる声が多く聞こえてきます。
ドーピング自体がワリエワの意志でなく、ロシア側やコーチの指示だったという疑惑があります。
バックにロシアがついている国家ぐるみのドーピングなのでしょうか？
北京オリンピックのフィギュア個人種目で、明らかにいつもと違う様子だったワリエワに対する「かわいそう」の声とともに検証し紹介していきます。
ワリエワがかわいそう！
ドーピング疑惑の渦中でありながら、ショートプログラムで1位となっていたワリエワ選手。
フリーでは一転してジャンプの転倒が相次ぎ、最終順位は4位となりました。
表情も硬く、15歳の小さな胸はきっとボロボロだったことでしょう。
メンタルが演技にも出てしまいました。
ワリエワ4位。
こんな思いをさせるなら大人が止めないと。これこそ15歳には辛い経験。#フィギュアスケート#ワリエワ pic.twitter.com/27Bd81y3mS— 帰ってきたシカ (@okaeri_shika) February 17, 2022
追い打ちをかけるかのように、沈んだ表情のまま演技を終えたワリエワに、エリテコーチはねぎらうことなくミスを責めたてていました。
これらのことから「ワリエワがかわいそう」という声が多くあがっています。
ワリエワ選手かわいそうだな…
大人の事情で振り回されて…— 団長@kuso-mob (@tm_minir53) February 16, 2022
あとは…ワリエワか…可哀想で見てられんな…#フィギュアスケート
— とうもころし (@CORN_tsuredure) February 17, 2022
ロシア国家やコーチのエリテ氏がワリエワにドーピングさせた張本人なのではないかと言われているためです。
15歳のワリエワ選手は、ロシア国家の犠牲になってしまったのでしょうか。
ワリエワのドーピングはロシアの指示？
ロシア、またやったな。15歳は分かってやったのか、知らないうちにやらされてたのか。恐ロシア定期。#ワリエワ #オリンピック pic.twitter.com/BNwiA8R9NX
— fkcham (@Fk_Chan8) February 10, 2022
ワリエワ選手から検出されたのはトリメタジジンという物質で、心臓病の治療などに使用されるものです。
今回のワリエワ選手のドーピングは意図的に行われたのか、意図的だとしたらロシアが国家として指示したのか気になるところです。
結論としては、ロシアが国家ぐるみでドーピングに関与した可能性はかなり高いと思います。
少なくとも、ROCのフィギュア医師団やワリエワのコーチである、エテリ・トゥトベリーゼ氏が関与していることはまず疑いようがありません。
エリテは選手に対しかなり細かく管理することで知られています。
ワリトワが飲んでいる薬を知らないはずがありません。
ワリエワ選手はまだ15歳であることから、自分の判断でドーピングをしたとは考えにくいです。
仮に病気のための投薬だったとしても、15歳のワリエワが自分で判断することは難しいので、選手団のコーチやスタッフなど大人の判断はあったでしょう。
英メディアが「競技を向上されるものではない」と報じています。
しかし、日本スポーツ協会公認ドクターで兵庫県立リハビリテーション中央病院の荒木大輔氏の話によると「競技力の向上につながる」とのこと！
さらにトリメタジジン以外にも「ハイポキセン」と「L-カルニチン」という禁止薬物ではない薬も検出されています。
これらを組み合わせると「持久力の向上や酸素を効率よく使える」効果が期待できるそうです。
これを15歳のワリエワ選手が自分の判断で服用するはずはないですよね。
ロシアと言えば国家ぐるみのドーピング事件により、現在は国としてオリンピックに出場することができない立場です。
すでにドーピング大国として知れ渡っているロシアですから、若干15歳のワリエワ選手にを言いくるめてドーピングさせていても不思議ではありません。
さらに、ワリエワが15歳で16歳未満であることから、世界アンチ・ドーピング規程により保護対象者です。
ドーピングの陽性が確定しても正式に名前は公表されず、制裁を受けるとしても軽いものになる可能性が高いです。
つまり、ロシアにとっては、たとえドーピングが発覚してしまったとしてもリスクや被害は最小だということです。
実際SNSでは「プーチンが関与してるにちがいない！」と批判が出ています。
ワリエワは心臓病だった？
女子フィギュアはロシアの選手を見るのが楽しみだからワリエワ選手がドーピングがどうのこうのって話になっててどうかドーピングじゃありませんようにと願うばかり。顔の美しさと160cmでこの脚の長さ、4回転飛んじゃう凄さよ。 pic.twitter.com/9VLmrpf9pF
— ♡riria♡ (@_____riria) February 10, 2022
ワリエワ選手から検出された薬物はトリメタジジンというものでした。
これは主に狭心症などの治療に使用されるもので、血管拡張作用があるものです。
これがワリエワ選手から検出されたということは、ドーピングでないとするならばワリエワ選手は心臓病を抱えているということになります。
しかし、心臓病の可能性はかなり低いと推測できます。
理由は
- 一般的に15歳が常用するような薬ではない
- 心臓病で団体戦のショートとフリー両方に出場されるとは考えにくい
以上の2つです。
「一般的に15歳の選手が常用するような薬ではない」と日本スポーツ協会公認ドクターで兵庫県立リハビリテーション中央病院の荒木大輔先生がおっしゃっています。
またたとえ常用していたとしても、「そのような状態の人がオリンピックに出場する可能性は低い」ということです。
トリメタジジンを常に服用している人は、世界のトップとして競技できる体ではないのですね。
また、狭心症などであった場合は体の負担を考えて団体戦は出さずに温存しておくか、ショートとフリーのどちらかだけの出場にしていたはずです。
追記
ワリエワ選手側の弁護士は祖父が飲んでいた薬が誤って混入したと言っています。
祖父が薬を飲んだグラスで水を飲んだためだそうです。
しかし、トリメタジジンは錠剤なので同じグラスで水を飲んだくらいでは高濃度で検出される可能性は低いそうです。
また、検出されたトリメタジジンは他のスポーツ選手と比較して200倍にものぼります。
間違って口に入る量でないことは明白です。
まだ成長期の15歳であるワリエワ選手の体は大丈夫なのか心配ですね。
ワリエワのドーピングは他国の陰謀説？
ワリエワ選手はその圧倒的な技術でまさに飛ぶ鳥を落とす勢い。
ロシアの「絶望」と呼ばれ、金メダルは確実と言われていました。
そのワリエワ選手がドーピングで失格になる可能性が出たことで、ロシアの連邦議会副議長のビタリー・ミロノフ氏は「私たちのチームを排除するため」とこれは陰謀であることを強調しています。
ワリエワはシニア転向1年目で次々と世界最高得点を塗り替えてきました。
圧倒的な強さを見せてきただけに、他国にとっては脅威ですね。
ワリエワ選手のドーピング陽性となった検体が2か月前に採集されたものであることも疑問視されています。
2か月前の検体ならば、団体戦に出場する前にはドーピングで陽性があったことはすでに判明していたはず。
このタイミングで出してくるというのは、なにかの意図を感じざるをえません。
今回の北京オリンピックは他競技でもさまざまな疑惑が出ていますからね・・・。
ワリエワかわいそう！ドーピングの疑惑まとめ
ワリエワ選手のドーピング疑惑が出てしまいました。
まだ15歳なので、ワリエワ選手の判断ではなくロシアの国家やコーチなどの意向だと思われます。
ロシアがドーピング大好きなのは知っていますが、若い有望選手の未来を奪う真似はしないでいただきたいです。
もしロシア側ではなく、北京オリンピックの運営側の何かの思惑や陰謀だとしたら厳しく追及する姿勢が問われます。
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