十津川警部シリーズなどで知られるミステリー作家の西村京太郎先生が、お亡くなりになりました。
西村京太郎といえば、同じ売れっ子小説家だった山村美紗さんと親交が深かったことが知られています。
恋愛関係にあったのでは?という噂もあります。
西村さんと山村美紗さんは同じ家で同居までしていたそうなのです。
西村京太郎さんと山村美紗さんの関係がどういうものだったのか、同じ家に住んでいたというのはどういうことなのか、くわしくまとめました!
西村京太郎と山村美紗の関係は恋人?
西村京太郎さんと山村美紗さんの関係は不倫関係とは少し違います。
二人の関係を表す適切な表現が見つかりません。
本人たちは「戦友」だと言っていました。
出会い
西村京太郎さんと山村美紗さんの関係が始まるきっかけは、山村さんが無名の新人だった西村さんにファンレターを送ったことです。
西村先生は、最初は山村先生のことを女子大生だと思い込んでいたそうです。
西村先生は山村先生の美しさと才能にすっかり惚れ込み、京都まで追いかけてきて移り住んだのです。
西村京太郎さんの方は、女性として山村美紗さんを愛しておりプロポーズもしています。
その頃にはすでに山村美紗さんは結婚して子供が2人いましたので、プロポーズはお断りしています。
しかし、ふたりはその後同居しています。
同居
山村先生の夫は別の近くのマンションで暮らしていたにも関わらず、西村先生と山村先生と山村先生の娘さん2人で同じ敷地内で生活していました。
その娘さんのうちの長女が山村紅葉さんです。
西村京太郎さんの食事や身の回りのお世話も山村美紗さんがしていたそうです。
山村紅葉さんもとても西村さんになついていました。
西村さんのある本には「娘 山村紅葉」と書かれている箇所があり、実の娘のように大切に思ってきたのがわかります。
山村先生は生前に「西村先生とは親友」と言っていますが、山村先生はお茶目で秘密主義なところがあるので、西村先生とは愛人関係という可能性も感じさせるような発言をしておられます。
それぞれの家庭
山村美紗さんと旦那さんは西村京太郎さんとの同居を始めた頃には関係が破綻していたという噂もあります。
あくまで噂レベルで信ぴょう性はあやしいです。
この噂は、山村美紗さんが長い間夫の存在をほとんど表に出さなかったことと、西村さんが山村さんをモデルに書いた「女流作家」という作品の中で主人公と夫が不仲であるという内容があるためと言われています。
旦那さんの山村魏(たかし)さんは、晩年に体調がかなり悪かった美紗さんの看病をずっとしてきました。
美紗さんが亡くなった後は、妻の姿を描くために絵の勉強をして何年も妻の絵を描き続け、作品展を開いています。
愛情がなければできることではありません。
西村先生と美沙さんの同居を受け入れていることからも、ご主人の懐のふかさがうかがえます。
山村魏さんは一般人で決して表舞台に立たず、美沙もご主人のことはまったく話さなかったので編集者の方たちですら会ったことがなかったそうです。
西村京太郎さんは山村美紗さんが存命の間は独身を貫いていましたが、山村さんが亡くなって約5年後に秘書だった福井瑞枝さんと結婚しています。
瑞枝さんは山村美紗さんや紅葉さんとも親交の深かった女性です。
西村さんは人づきあいが得意ではないそうですが、ごく近しい人との絆をとても大事にしていたのでしょうね。
山村美紗さん一家と西村京太郎さんが家族ぐるみの付き合いで、家族同然の深い関係にあったことはまちがいありません。
西村先生と山村先生が本当は男女の関係にあったかどうかは、明言されていないのです。
お互いに尊敬し合い、深い愛情があったことは確かでしょう。
西村京太郎と山村美紗の家が繋がっていた⁉
先ほど、西村京太郎さんと山村美紗さんは同じ敷地内で同居していたと言いました。
どういうことなのか説明しますね。
西村さんと山村さんは京都でかつて旅館であった建物を共同で購入し、住居として使用していました。
旅館は本館と別館に分かれていて、本館は西村京太郎さんで別館は山村美紗さんが住んでいたのです。
本館と別館に分かれているといっても、長い渡り廊下で繋がっていて扉を隔てて行き来することができました。
西村先生のほうから山村先生のお宅のほうへいく扉にだけ鍵がかかっていたそうです。
親戚同士の二世帯住宅のような同居ですね。
旦那さんだけ別に住んでいたというのも不思議ですし、才能豊かな方達は常人とはちがう価値観をおもちなのでしょうね!
西村京太郎と山村美紗の関係や家まとめ!
西村京太郎さんと山村美紗さんは、親友であり同居人であり家族同然の関係でした。
男女の関係があったかどうかは定かではありません。
おふたりは最大のミステリーの答えを言わないままお亡くなりになってしまいましたね。
そこが粋なところだと思います。
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