2021選抜甲子園では、5試合に投げて自責点0と活躍し、東海大相模高校の優勝に貢献した左腕・石田隼都くん。
今回は、石田隼都くんの球速及び変化球、出身中学や成績、ドラフトでの評価などを見ていきましょう。
石田隼都の球種と球速は?
投げる球種は、チェンジアップ、カーブ、スライダーです。
チェンジアップは、精度が高く、カウントを取るのにも使えます。
カーブは、縦に大きく緩い変化です。
スライダーは、鋭く曲がり、空振りを奪うのにも使えます。
ストレートの球速は最速146km/hですが、それでも威力があり球速よりも早く感じるかもしれません。
テンポの速いピッチングで、ストレートと変化球を上手く投げ分けて抑えるのが魅力です。
投球テンポが速いと、打者に考える時間を与えないですし、守りのリズムも良くなると思います。
上のレベルでプレーするには球速がもっとあるといいと思いますが、まだ、高校生なので、今後は球速が伸びていくことも期待できます。
石田隼都の中学校や小学校は?
真岡市立真岡小学校では、3年生の時に、軟式野球チームの真岡クラブに入ります。
その時から投手で、全国大会に出場したこともありました。
中学校は真岡市立真岡中学校で、中学生時代は硬式野球チームの真岡ボーイズに入ります。
2年生の時にエースとなり、3年生の時にはNOMOジャパン(中学生以下の日本代表)のメンバーにも選ばれ、そこでもエースを務めました。
ちなみに、中学校時代は毎日ランニングを欠かさずに行ったそうです。
NOMOジャパンなどでの活躍もあり、多くの学校から誘いを受けますが、東海大相模高校に進みます。
選手それぞれが自分で考えるチームであるほか、憧れている左投手・小笠原慎之介(中日)の出身校だったのが進学理由です。
石田隼都のこれまでの成績は?
小学校時代は全国大会に出場し、12個の三振を奪った試合もありました。
中学校時代は、NOMOジャパンに選ばれ、サンディエゴ・ショー戦では、7回を投げて10個の三振を奪います。
また、東日本報知オールスター栃木県選抜に選ばれました。
高校での成績は、下記のとおりです。
失点がほとんどなく、ヒットもそこまで打たれていません。
四死球(フォアボール)で崩れる事も少なそうです。
そして、投球回数よりも多く三振を奪えており、三振奪えるピッチャーと言っていいでしょう。
・甲子園通算(19夏20春21春):7試合、41 1/3回、防御率0.44、被安打率5.44、奪三振率12.63、四死球率1.09
・地方大会通算(19春~20秋):18試合、86 2/3回、防御率1.04、被安打率6.02、奪三振率10.18、四死球率2.60
2021センバツ高校野球では、3試合にリリーフ、2試合に先発で登板しています。
先発した試合では9回を完投(完封)しているのでスタミナがあります。
その一方で、三振を取ることができるのでリリーフにも適性がありそうです。
先発・リリーフともにこなせる投手はチームに不可欠と言えます。
石田隼都のドラフトでの評価は?
下記の、スカウトのコメントが出ています。
制球力や投球術などを評価されており、上位指名というコメントもありました。
「直球と変化球で、表情やしぐさなどに出やすいものだが、それがない。左の長身は制球が悪い場合が多いが、183cmあるが制球がいい。バランスの良さ、体幹の強さがあり、上位指名もある」
「上手にピッチングを組み立てられる。ひと回り体が大きくなり、球速も上がってきたので楽しみ」
「グラブと左手の使い方が涌井(秀章)みたい。コントロールがよく、タイミングをとるのも難しいと思う」
ドラフトで上位の順位で指名されそうで、もしかしたら1位指名もあるかもしれません。
石田隼都の父親は?
石田隼都の父は、英生さんといい真岡クラブで監督をしていました。
小学生の時は、父から直接指導を受けました。
ちなみに、お兄さんを指導した時に厳しくしすぎてしまった事もあり、隼都くんには野球をのびのびとさせたそうです。
もしかしたら、それが自分で考えて野球に取り組むきっかけにつながったかもしれませんね。
石田隼都まとめ
石田隼都の球速・球種、出身中学や成績、ドラフトでの評価をみていきました。
球速がどれだけ伸びるか、春夏連覇にどれだけ貢献できるか、そして、ドラフトでは何位指名になるかなど、今後の石田隼都の活躍に注目していきましょう。
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