ペンタウアー王子(叫ぶミイラ)なぜ叫んでいる?死の原因も判明!

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ペンタウアー王子はファラオ・ラムセス3世の息子のひとりです。

エジプトのミイラの中でも謎の多かった「叫ぶミイラ」が、このペンタウアー王子だと最近の研究で明らかになりました。

ペンタウアーはなぜ叫んだままミイラとなったのでしょうか

長く学者たちの謎だった死因も判明しています。

父のファラオ・ラムセス3世の死とも強い因果があったのです。

さっそくみていきましょう!

12月27日のテレビ東京「たけしの新・世界ふしぎ大百科第9巻」でもペンタウアー王子の叫ぶミイラが登場しています。

ペンタウアー王子(叫ぶミイラ)なぜ叫んでいる?

ペンタウアー王子のミイラが叫んだ状態なのは、苦痛のまま死亡し、見せしめのためにミイラにされたためと考えられています。

そもそも古代エジプトの人が亡くなった人をミイラにする理由は、来世の復活を願ってのことで神聖なものです。

そのため、通常ならばミイラはきちんと防腐処置や口が開かないように縛る処置をされ、たとえ苦痛のままなくなったとしても口を閉じているはずなのです。

王族ならば、上質なリネンに包まれて埋葬されます。

しかしこのペンタウアー王子のミイラは、手足は革ひもで縛られて口の中には樹脂を流し込まれ、リネンではなくシープスキン(羊皮)に包まれていました。

シープスキンは古代エジプトでは不浄とされていて、ペンタウアー王子のミイラが神聖なものではなく、不浄のものとして扱われていた証拠です。

さらに、本来ならがミイラにする時に取り除かれるはずの脳や内臓も体内に残されていました

ナトロンという乾燥剤として使われる塩をかけられただけの状態だったのです。

 

ではなぜペンタウアー王子のミイラは不浄なものとして扱われたのでしょうか。

そして、苦痛の表情のまま亡くなった死因はなんだったのでしょうか。

ペンタウアー王子(叫ぶミイラ)死の原因は?

ペンタウアー王子のミイラは、首に圧迫された痕があるため絞殺か絞首刑によって死亡したことを示しています。

首を吊ると、即死できずに長い時間苦痛が続くため、ペンタウアーは叫ぶミイラになったと考えられます。

ではなぜこれほどの苦痛を与えられて、命を落とすことになったのでしょうか。

ラムセス3世の死とペンタウアー王子の関係は?

それはペンタウアー王子が父であるラムセス3世暗殺の実行犯だとされているからです。

首謀者はラムセス3世の第2王妃であるティイで、息子であるペンタウアーに王位継承させようとして暗殺を企てました。

この暗殺計画には40人以上が加担したと記録に残っています。

ラムセス3世には10人以上の子息がおり、王位は第1王妃イセト・ター・ヘムジェルトの息子アメンヘルケプシェフに継承することを決めていました。

王族争いのための暗殺だったということです。

 

暗殺は成功しラムセス3世は死亡しましたが、アメンヘプシェフらによって暗殺に関与した人物はすべて捕まって処刑や自決を言い渡されています。

裁判記録(トリノのパピルス)によると、ペンタウアー王子は自決を命じられ首を吊ることになったようです。

ファラオを殺害するという大罪を犯した見せしめに、叫ぶミイラの姿で保管されることになったのです。

ペンタウアー王子とは?

叫ぶミイラは長らく誰のミイラなのかわかっておらず「正体不明の男E」と呼ばれていました。

叫ぶミイラは最近になってDNA検査の結果、ファラオ・ラムセス3世の息子のペンタウアー王子だと判明しました。

本当の名前は不明であり、ペンタウアーという名はパピルスの中で使用された仮名です。

死亡時には18歳~20歳だったと推定されています。

古代エジプト第20王朝の王子で、父はラムセス3世、母は第二王妃ティイです。

ペンタウアー王子(叫ぶミイラ)まとめ

叫ぶミイラがなぜ叫んでいるのかを調べました。

  • 苦痛のまま死亡
  • 見せしめのため、叫んだままミイラ化された

叫ぶミイラは長らく「正体不明の男E」と呼ばれ、誰のミイラかわかっていませんでした。

最近のDNA鑑定により、ラムセス3世の息子ペンタウアー王子だと判明しました。

叫ぶミイラはカイロ博物館に保管されており、一般公開はされていません。

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