ロシアのカムチャツカ半島シベルチ火山で2023年4月10日に大規模な噴火があったと日本でもニュースになっていますね。
噴煙や火山灰がすごいってニュースで言っていましたが、気になるのは日本への影響ですよね。特に北海道は海を挟んですぐにカムチャツカ島です。
噴火といえば、2021年に小笠原諸島の海底火山「福徳岡ノ場」が噴火し、その後に奄美や沖縄をはじめとした全国各地で大量の軽石が漂着して問題になりましたよね。
今回のカムチャツカ半島の噴火はかなり大規模だったようですから、同じように大量の軽石が近隣である北海道へ流れてくる可能性があるでは?と不安になりました。特に根室あたりは直線距離上にありますし・・・。
そこでカムチャツカ半島シベルチ火山の噴火で
- 北海道・根室に軽石が漂着する可能性は?
- 漂着する時期はいつ頃?
こちらについてまとめていきます!最後まで読んでもらえるとうれしいです。
カムチャツカ半島シベルチ火山が噴火したニュース概要
【速報】カムチャツカ半島で大規模噴火…津波の影響確認中https://t.co/x0YcZcyWrX
気象庁によりますと日本時間10日午後10時10分頃、ロシアのカムチャツカ半島にあるシベルチ火山で大規模な噴火が発生したということです。 pic.twitter.com/skDFjn3zfF
— 日テレNEWS (@news24ntv) April 10, 2023
ロシアってそんなに近いイメージはなかったですが、カムチャツカ半島って北海道から千島列島を越えてすぐの場所なんですね。思ったより近いです。
そのカムチャツカ半島東部のシベルチ火山で4月10日の午後10時10分頃に大規模な噴火が発生しました。
時系列で言うと
- 4月10日午後10時 シベルチ火山噴火
- 4月11日午前5時 日本への津波の心配なしと発表
- 4月11日午後4時 被害の状況など不明
このようになっていて、被害状況などはくわしい情報が入ってきていません。ロシアの情勢の影響なのか一大事なのに情報が遅い印象です。
大きな噴火が起こった場合は寒冷化を引き起こすことがあるため、そちらについては別記事でくわしく書いています。
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今回は、噴火によって軽石が日本へ流れ込んでくる可能性もあるのではないか?という心配もあります。特に北海道は地図を見るとかなり近く、影響がありそうにみえますよね。
過去の火山噴火による軽石の漂着事例やカムチャツカ半島周辺の海流などから北海道に軽石がいつ頃流れてくるのか見ていきたいと思います。
【カムチャツカ半島噴火】軽石は根室(北海道)まで流れてくる?親潮に乗ってくる説を調査!
An eruption of the Shiveluch volcano began in Kamchatka, Russia . There was an ash emission for 20 km, several villages were covered by an ash cloud. The highest air hazard code has been declared – social networks pic.twitter.com/Sxd6I9snxj
— Malinda 🇺🇸🇺🇦🇵🇱🇨🇦🇮🇹🇦🇺🇬🇧🇬🇪🇩🇪🇸🇪 (@TreasChest) April 10, 2023
上の動画は噴火があった次の日4月11日に投稿された噴煙やマグマの様子を撮影したものです。マグマがはっきりみえ、火山灰であたりが真っ白なので相当な量の火山灰が降っていることがわかります。
私は沖縄在住なのですが、見慣れた青い海岸が軽石で真っ白に染まっていた光景をはっきり覚えています。軽石のせいで漁船が出航できず、観光客もマリンスポーツをすることができなかったり、養殖用の魚が軽石を食べて大量死するなどの大きな影響が出ました。
北海道は漁が盛んで海の幸の宝庫ですから、軽石の漂着は死活問題ですよね。今回のカムチャツカ半島の噴火で軽石が北海道方面へ流れてくるリスクはあるのでしょうか?
Erupción volcánica en Kamchatka 😯pic.twitter.com/0tcXRWATau
— Más Ciencia (@MsCiencia2) April 2, 2023
動画にもあったように噴火によって大量のマグマが噴出しているのがわかります。軽石が発生する条件に当てはまりますね。ただ、小笠原諸島の噴火は海底火山でしたので特に大量にできた軽石が海に流れ出てしまったものと考えられます。
2021年の福徳岡ノ場の噴火より軽石は多くないかもしれませんが、たくさんの軽石が海に流れ出る可能性は否定できません。カムチャツカ半島から北海道根室にかけては親潮という海流があるそうです。
引用:平和政策研究所
親潮の流路は列島に沿って北海道を通過していきます。この海流に乗ると軽石が根室やその先の青森、岩手、宮城あたりにもきちゃうってことになりますね・・・。
親潮は流れは弱く速い時でも1ノットを超える程度だそうです。黒潮の流速が最大で4ノットなので、かなりゆっくりした流れですね。
シベルチ火山から根室までは約1700キロメートル。流速も最大で4倍ほど違いますから、単純計算だと軽石が流れ着くまで8か月近くかかるということでしょうか。天候などでかなり変わるらしいのですが、数か月先に軽石がくるかも・・・と心の準備をしておいた方がいいかもしれないですね。
カムチャツカ半島シベルチ火山の噴火で軽石など日本への影響について世間の声は?
ロシアのカムチャツカ半島での大規模は噴火で日本への津波や冷夏、軽石などさまざまな影響が心配されていますね。
世間の声を紹介します。
火山灰はどうなのかな?
農作物や生き物の呼吸器、洗濯物などへの影響があるので、そちらも見通しを発表して欲しいです。
火山灰は偏西風があるので影響がないという情報を見ましたが、心配ですね。
津波の影響が無いのが分かったのなら、今後、どのような影響が考えられるのか、さっさと発表してね。それにしても情報発信が遅すぎる!!
津波は影響なしと発表されましたが、他の影響については発表がなく不安な状態です。
カムチャッカ産の黒曜石のTweetしてたらカムチャッカで噴火ですと?
津波も火山灰も軽石漂着も心配だなぁ#道東 #北海道 #大規模噴火 https://t.co/OcB2D9xeXl— towa ainutronica (@towaainutronica) April 10, 2023
これほど北海道と近いカムチャツカ半島の大規模噴火ですので、何かしら影響はありそうです。
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